【AWSのコロナに対する支援】Amazon WorkSpacesの無料提供枠拡大が2020/9/30まで延長されます

【AWSのコロナに対する支援】Amazon WorkSpacesの無料提供枠拡大が2020/9/30まで延長されます

Clock Icon2020.07.01

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。

新型コロナウイルス感染症への支援としてAWSではAmazon WorkSpacesの無料提供枠を拡大しています。当初2020/6/30までの支援でしたが、先日2020/9/30までの延長が決定した旨発表がありました。

Work From Home Offer – Extended – Amazon WorkSpaces and Amazon Chime

本記事では特に無料で利用するための条件や注意事項についてご紹介をさせていただきたいと思います。

WorkSpaces無料提供支援に込める想い

COVID-19により、AWSの既存のお客様が、WorkSpaces の利用を拡大することとなり、リモートワーカーへの突然の移行をサポートしてきているのをみてきました。実際、アウトブレイクが始まって以来、WorkSpacesの展開に対して、利用を拡大するためのリクエストは10倍に急増しています。私たちは、これらの新しい提供内容により、より多くの企業がAWSのサービスを利用して従業員の安全を確保できることを願っています。

Amazon Web Services ブログより引用

キャンペーン対象者

2020/4/1から2020/9/30までの間にAWSアカウント内で初めてAmazon WorkSpacesを利用開始するユーザ

利用できるAmazon WorkSpaces

無料で利用できるWorkSpacesは以下となります。

利用可能台数 OS マシンスペック ストレージ モード 利用可能時間
50台 Windows スタンダード C:80GB/D:50GB AutoStop 10000時間
(200時間*50ユーザ)
1台 Windows パフォーマンス C:80GB/D:100GB AutoStop 200時間
1台 Windows バリュー C:80GB/D:10GB AutoStop 200時間
2台 Linux スタンダード C:80GB/D:50GB AutoStop 400時間
(200時間*2ユーザ)

 

注意事項

基本はAWS無料利用枠のこちらの利用規約に従います。加えて無料で提供されるWorkSpacesにおいては以下の注意が必要です。

特に注意すべき点

  • 基本バンドルに対してのみ有効。つまりアプリケーションプラスバンドルで起動したら対象外
  • AutoStopモードで実行されているWorkSpacesに対してのみ有効
  • AlwaysOnモードで実行されているAmazon WorkSpacesは対象外
  • 無料利用枠の制限を超過した場合、Amazon WorkSpacesの時間あたりの料金が発生する

その他の注意点

  • 有効期限は2020/9/30まで。2020/9/30以降、料金が自動的に請求される
  • すべての AWS リージョン合計で最大54台のWorkSpaceが無料で利用可能、超過したら通常料金が請求される
  • 他のAWS割引プログラムやライセンスモビリティ特典と併用はできない
  • Amazon WorkSpaces無料利用枠が利用可能なAWSリージョンでの使用に対してのみ有効(東京リージョンは対象です)
  • 請求がマスターペイヤーアカウントに紐づいているAWSアカウントは本支援は対象外

さいごに

新型コロナウイルス感染症支援のAmazon WorkSpacesの無料提供枠についてご紹介させていただきました。誰かのお役に立てば幸いです。

参考

Amazon WorkSpaces のよくある質問Q: 無料利用枠では、どの Amazon WorkSpaces バンドルが利用できますか?

 

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.